町家 玄麟
町家玄麟イメージ
古くから漢方医を営んできた稲葉家には「玄麟」という名前が代々伝えられてきた。何代目かは不明であるが、最後に稲葉玄麟を名乗った当主は、寛政年間から明治20年ごろまで新町稲葉邸で生涯をおくった。稲葉邸の離れに保管されていた古い木製の薬棚が、代々漢方医を営まれていた稲葉家の歴史を語るものとして残されていた。
また、これまで施設内をご覧いただいた方の多くが、「この建物では昔どんな商売をされていたのですか?」という質問があったことからも、漢方医としてこの町家の歴史を刻んできた【玄麟】を施設のリニューアルにあたり新しい名称とした。
■ 構造 | ・木造 |
■ 建物階数 | ・地上2階建て |
■ 敷地面積 | ・504.9平方メートル |
■ 床面積 | ・300平方メートル |
■ 建築年 | ・1933年頃 |
■ その他 |
・町家造り ・裏口より稲荷町、やなか水のこみち、井戸端こみちへ ・床、書院、庭は江戸期の部材を使用 |