
全国で上映中の福山雅治さん主演「ブラック・ショーマン」。
その作品の場面の多くは、昨年2024年11月、郡上八幡撮影されました。
田中亮監督によれば「原作のタイトルに名もなき町という言葉がはいっているとおり町がこの映画のひとつの主役」と位置付けてくださっています。
それでは映画のロケ地をめぐる「ブラック・ショーマン聖地巡礼・郡上八幡編」です。

聖地巡礼マップダウンロードはこちらをクリックしてください。
新橋
町の中央にある新橋(しんばし)は、この映画を象徴するロケ地の一つ。福山雅治さん演じる神尾武史と有村架純さん演じる真世が、言葉を交わす舞台になった場所。作品の中で重要なカギとなるシーンです。

慈恩禅寺
慈恩禅寺の名勝庭園「莖草園(てっそうえん)」は、主演の福山雅治さんがその精神集中で、紅葉した庭を背景に坐禅を組むシーンに登場。慈恩禅寺の東理隆住職は、撮影の折「坐禅の姿勢などを福山さんにご指導させていただいたが、実にサマになっておいででした」と語っています。

上田酒店
本町の上田酒店はストーリーでは殺人事件の第一発見者が営む店という想定で登場。福山さんと有村さんが事件の聞き込みに立ち寄ります。明治時代創業そのままの町屋造りの老舗です。

鍛冶屋町と柳町
鍛冶屋町は、福山さん、有村さんが並んで歩くシーンに。柳町は有村さんがひとり淋しげに歩くシーンに登場します。ともに国の伝統的建造物群保存地区に指定された城下町の古い町並みですが、観光地化された俗っぽさがない日常の町。田中監督の「映像としては、寂しい雰囲気を演出しつつ、田舎特有の”叫びが誰にも届かない怖さ”のようなものを演出できたら」という意向に見事に沿ったものとなりました。

美濃白鳥駅
そして、「名もなき町」の駅として登場するのが、長良川鉄道の「美濃白鳥駅」です。
郡上市観光課「郡上市フィルムコミッション」によれば、この作品への郡上市からの誘致活動などはしておらず、昨年夏に田中監督の方から問い合わせがあったそうで、その際もタイトルや出演者はすべて伏せられており、このような人気大型作品だったことに驚きを隠せないようす。
また原作は、2020年11月に刊行された『ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人』という長編ミステリー小説ですが、実はこの作品、福山雅治さんご自身から「ダークヒーローを演じてみたい」というリクエストがあったことをきっかけに、東野圭吾さんが書き下ろしたというエピソードがあります。
そんな制作の背景もそしてロケ地もファンにとっては見逃せない作品です。ぜひシネマに足をはこび、瞼に残るシーンの数々を確かめに郡上八幡へおいでください。郡上八幡のロケ地の数々は、美濃白鳥駅を除いて、徒歩で1時間もあればゆっくりと廻ることができます。
そして映画のシーンをより実体験できるのは、撮影された11月の紅葉の郡上八幡。田中監督も「はかなさを感じさせる紅葉は、この映画の重要な演出の要素」と語っていらっしゃいます。この秋はぜひ郡上八幡で神尾武史(福山雅治)と真世(有村架純)の足跡をたどってみてください。
なお「ブラック・ショーマン」のロケ地は郡上八幡以外に岐阜県中津川市苗木城跡、愛知県豊田市香嵐渓、兵庫県城崎温泉、東京都江東区などがあります。
新年のしきたりや日本の伝統が色濃く残る1月の郡上八幡です。

いがわこみちの冬

作家司馬遼太郎が「日本でいちばん美しい山城」とたたえた雪の郡上八幡城

冬の夕暮れ

「郡上本染の寒ざらし」公開作業のおしらせ
郡上八幡の真冬の風物詩「郡上本染の寒ざらし」の日程です。
凍てつくような吉田川の清流で、大寒の日に鯉のぼりのもち糊を洗い落とす本染の伝統の作業。モノトーンの風景の中に原色の鯉のぼりが鮮やかに浮かび上がり、岸辺には、染めの愛好家やカメラマンが全国からつめかけます。
1月20日(月)1時〜2時および 2月2日(日)11時〜12時 市街地のほぼ中心、小駄良川の清水橋下流(日本名水百選宗祇水すぐ近く)
それぞれの前夜には午後5時から川に浮かべられた鯉のぼりに照明が当てられて幻想的なライトアップ。また郡上八幡旧庁舎記念館では「郡上本染展」が同時開催されます。
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令和8年 郡上本染寒ざらし一般公開作業
1.開催日 令和8年
1月20日(火)午後1時から
2月 8日(日)午前10時から
2.場 所 小駄良川・吉田川合流付近
3.その他 寒ざらしライトアップ
1月19日(日)午後5時から
2月 7 日(土)午後5時から
招福餅(餅つきの宴) 2月 8日(日)場所:本町通り
市街地の中心、小駄良川と吉田川の合流点付近が一般公開の場所です。

雲海に浮かぶ「天空の城」として多くのカメラマンを魅了し、「死ぬまでに行きたい世界の絶景」にも選ばれた堀越峠から眺める郡上八幡城。10月から3月にかけての早朝にその神秘的な姿を見せます。
撮影地として人気の国道256号線堀越峠は、撮影のカメラマンによる違法駐車で事故の危険が懸念されています。くれぐれも交通ルールを遵守いただき、路上駐車をしないようご協力をお願いいたします。
東海北陸自動車道の郡上八幡高速バス停留所から市街地までのアクセスが便利になります。
高速バスの発着に連絡する公共交通機関として、バス停のある郡上八幡インターチェンジと市街地の郡上八幡城下町プラザ間に連絡タクシーが運行されています。ご利用にはご予約が必要となり、料金は幼児を除き一律350円です。
乗り場のご案内の表示はこちらをクリックしてください。
お電話での予約受付は、郡上タクシー(0120-053155)9時〜5時
インターネットによるお申し込みはこちらです。

「郡上八幡北町」は城下町である大手町、柳町、職人町、鍛冶屋町を中心とした14.1ヘクタールの町家群が「統一された町家と水利施設が一体となって歴史的風致を伝えている」と国の重要伝統的建造物保存地区に選定されました。
岐阜県内では郡上八幡のほか、すでにお隣り美濃市の「うだつのあがる歴史的町並み」、「城下町飛騨高山の町並み」そして「白川郷、五箇山の合掌造り集落」がなどが重要伝統的建造物保存地区の選定を受けており、このように隣接する町や村がズラリと選定が揃ったのも、全国であまり例のない地域といえます。
私たちはこの選定の重みを真摯に受けとめ、これからも美しい町並みとその歴史の保護に努めてまいりたいと考えます。

長良川鉄道の郡上八幡駅が、国の文化審議会より登録有形文化財の認定を受けました。
認定されたのは、木造平屋の駅舎本屋や玉石積みのプラットホーム、木造の跨線橋(こせんきょう)などで旧国鉄越美南線の駅として1929年(昭和4年)の開業当時の面影をよく残しているという理由によるものです。郡上市ではこの度、老朽化し、また一部改装された駅舎を建設当時の外観に復元し、郡上八幡と長良川鉄道の観光拠点となるべく改修しました。

このたび郡上八幡観光協会では、従来の「町歩きマップ」を全面改訂しました。これ1枚あれば町のどこに車を駐車して、どこをどのように廻ればいいのかが一目瞭然です。(本当は郡上八幡という町はちょっと道に迷ったり寄り道したりした方が楽しい町なんですが...)
お出かけいただく前にプリントアウトしていただいてぜひご活用ください。海外からのお客様をお連れいただきます方のために英語のマップもあります。こちらは散策ルートをまとめたセルフガイドが併用されています。本ページの英語版からお入りください。
郡上八幡のお宿、お食事、お買い物、そして見どころ。 情報満載のガイドマップです。どうぞお役立てください。

郡上八幡博覧館では,郡上おどりの実演を披露しています。夏は本番を前にちょっと手ほどきを受けておくのには最適の企画。
また残念ながら踊りのない日に郡上八幡へいらした方も、こちらで踊りをご覧いただくことができます。
郡上八幡博覧館は城下町の町並みのほぼ真ん中、散策のおりにはぜひお立ち寄りください。
郡上八幡博覧館と郡上おどりの実演スケジュールはこちらをごらんください。
特に郡上おどりの実演スケジュールは、現在変則開催となっています。どうぞ事前にご確認ください。
http://www.gujohachiman.com/haku/
郡上八幡の四季の移ろい、伝統文化を日々の話題にのせてお届けしております。
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郡上八幡観光協会インスタグラムは、こちらです。
郡上八幡の四季の美しさと心を伝える写真の数々。どうぞお訪ね下さい。
501-4222
岐阜県郡上市八幡町島谷520-1
TEL 0575ー67ー0002
FAX 0575-67-1771
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